- 冒頭のキャラメイキング画面は何だったのか
- ジュビルという裏ボスから考察できること
- Chapter1最後の衝撃的な結末は何だったのか
- 説1:キャラメイクで作成した器を操作する説
- 説2:二重人格説
- 説3:カートに入ったトリカゴを操作する説
- まとめ
冒頭のキャラメイキング画面は何だったのか
キャラの頭身や好み、才能までも我々プレイヤーに決めさせておいて、容赦なくその作ったキャラを破棄させられる演出があるが、これは我々の意思ではこのゲームが辿り着く運命を変えることはできないということを示唆していると考える。
作者であるTobyfoxの発言によれば
5. マルチエンディングになりますか?
なりません。どんなふうにプレイしても、エンディングは同じです。
引用元: http://www.twitlonger.com/show/n_1sqn3pb
という発言からも前作のUndetraleのようにプレイヤーの選択によって運命が変わるということはDeltaruneに限っては無さそうです。
しかし、どんなふうにプレイしてもエンディングが同じとは言っているが、エンディング以外が変わらないとは言っていないのだ。これについては後述する。
肉体的及び精神的な痛みを受ける覚悟とは
キャラメイクを一通り終えた後、”肉体的オヨビ精神的ナ痛ミヲ受ケル覚悟ハデキテイマスカ”と問われる場面がある。これはDeltaruneのエンディングまでクリアしていれば分かると思うが、そこまで肉体的にも精神的にも来るものが無かった。
ではなぜこのような発言がキャラメイクであったのかを今一度考えてみる。
結論から言うと、一度は破棄された我々プレイヤーが作ったキャラ(器)が後に登場し、その器が肉体的、精神的に痛みを受けることになるのではないかと推測している。詳しくは後述する。
または単純に、時間をかけて(さほど掛かっていないが)作ったその器が破棄されることへの警告なのか、それはわからない。
ジュビルという裏ボスから考察できること
とあることをすることで牢に監禁されたジュビルという頭のおかしい裏ボスと戦うことができるのだが、ジュビルがおかしくなったのもどうやら理由があったみたいなのだ。というのもジュビル戦を終えた後、平原にて会えるよろず屋ヌイと会話できるようになるのだが、それが言うには、怪しい人物と出会ってからジュビルはおかしくなり、妙な事を口走るようになったという。これはクリスにも同じことが言える。クリスはかつて明るい性格のキャラクターであったというのがゲーム内で判明するが、現在のクリスは無言で暗い雰囲気を漂わせている。こうなったのもその怪しい人物と出会ったからなのではないかと考えられる。
またジュビルは「この世界はゲームだ」と言うようになるのだが、ここから推測するに、この世界がゲームであり、自分がそのゲームの駒にすぎないことがわかってしまってそれでおかしくなったのではないかと考えている。他にもこの世界がゲームであるということの証明になりそうなものもいくつかあるが、それも書いていくと膨大な文字量となってしまいそうなので、本記事では省略します。
別記事でそれについて詳しく書いたので、そちらもチェックしてみてください。
Chapter1最後の衝撃的な結末は何だったのか
クリスが最後に自身の体からソウル(魂)を抜き取って籠の中に入れる描写があるが、この時我々プレイヤーは籠の中のソウルを十字キーで操作することができるのだ。今まではクリスのソウルを操作、つまりクリスというキャラクターを操作していたのが我々であったのに対し、我々の操作を無視して自身のソウルを抜き取ったという行為は、クリスがDeltaruneの主人公として我々プレーヤーによって操作されるだけの存在という”しがらみ””から外れ、これからは自らの意思で動いていくのではないかということだ。
そして今後の展開についてはいくつか候補がある。
説1:キャラメイクで作成した器を操作する説
Chapter1以降の話では操作するキャラクターが変わる?
クリスはすでに我々が操作できるソウルを自身から抜き取ったため、我々プレイヤーでは操作することはできなくなったと考えられるだろう。
しかし、ゲームというのは我々プレイヤーが誰かを操作しなくては始まらないわけで、(キャラの運命を淡々と見届けるゲームも存在するが…)我々プレイヤーが操作するためのキャラが必要になってくる。察しの言い方は私の推測がすでに予想できているかもしれないが、冒頭のキャラメイクで作ったキャラクター(器)がChapter1以降で操作するキャラクターになるのではないかと予想している。
またこのキャラクターが肉体的、精神的に痛みを受けることになるので、最初キャラメイクをしたときにその覚悟があるか問われたのだと考えている。
では自分が作成した器によって物語は変動するのか?
自分が作った器がChapter1以降操作の対象となるキャラクターになる場合、容姿や好み、性格などもそれぞれ違うわけで、それによって物語が変動するのでは無いかという考えだ。
しかし私が考えるのは、会話や人間関係に多少の違いは出ても最終的な結末はどの器でも同じになるのではないかという事だ。つまりどんな器を作ったとしても経過は違えど一点の結末に収束するという話だ。これならTobyfox氏が話した、「どんなふうにプレイをしてもエンディングは同じです」という発言にも合点がいく。
説2:二重人格説
UndertaleのCharaのように普段は表に出ないが主人公に住み着いていたみたいに、Deltaruneでも普段は我々プレイヤーが操作するが、操作に反する行動をとる場合もある、つまり二重人格のような形で描かれるという可能性もあるだろう。(Charaが来ていた服とも酷似しているしね)
説3:カートに入ったトリカゴを操作する説
Chapter1のラストでクリスは自身のソウルを抜き取り、トリカゴの中に投げ入れる描写があるが、このトリカゴに投げ入れたのには理由があると考えている。
クリスの部屋の右下にあるカートに入ったトリカゴを調べると、何度もぶつかった形跡があることが分かるのだが、これは物語が始まってすぐにこのトリカゴを調べてもこのメッセージが得られる。ここからわかることとして、以前からクリスは夜中だけソウルを抜き取りトリカゴの中に入れて、プレイヤーからの干渉を受けずに何かしらの悪事を働いていたのではないかと考えている。(ラストのクリスの形相からわかるよね)
そのクリスが悪事を働いている間に、ソウルが入ったトリカゴが動かせるようになり、クリスの暴走を止めるのではないかと推測する。何度もぶつかった形跡があるのは、プレイヤーが操作している間に障害物などにぶつかった時の形跡か?
まとめ
説1
クリスはすでに我々プレイヤーが操作できるソウルをすでに抜き取ってしまったためもう操作することは不可能。よってキャラメイクで作成した自分の分身ともいえるキャラをChapter1以降は操作することになる?
説2
普段は我々がクリスを操作し物語を進めていくが、時折クリスがソウルを抜き取り、自身の意思で我々の操作に反した動きを取る、いわば二重人格のような立ち位置で物語が展開していく
説3
Chapter1の最後トリカゴに自身のソウルを投げ込んでいるが、このトリカゴは何度も何かにぶつかった形跡があることから、Chapter1以降では、このトリカゴを操作して、以前のクリスでは無くなった(我々の操作が及ばないクリス)の暴走を止めるのではないか?
まだ依然として情報不足なのは変わりないのではっきりとした真実は見えてきません。続編もあと何年後になるかも分かっていないので、それまでに多くのユーザーの考察がネット上をはびこることになるでしょう。今ある情報と推測だけで真実まで到達できた方は果たしているのだろうか…
自分の考察もどこまであっていてどこまで間違っていたのか答え合わせするのが楽しみです。Tobyfoxさん続編期待しています!
では
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