『DDLC #2』【ゲーム紹介・考察】『DDLC』を純粋にプレイできる者は限られてきている【ネタバレ注意】【どきどき文芸部/Doki Doki Literature Club】

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注:本記事では『DDLC』、アニメ『がっこうぐらし!』のネタバレが多少含まれているので未プレイの方は閲覧注意

 

 

DDLCとは美少女ゲームという名の化けの皮を被ったホラーゲームである

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 このゲームが配信された当初は、誰もが美少女ゲームをプレイするために『DDLC』をインストールしプレイするに至ったに違いない。なぜなら最初はタグやユーザーレビューもなければ、公式ビデオからは「文芸部に入って美少女4人と学校生活を楽しもう」のようなニュアンスのメッセージしか受け取れない。つまり皆このゲームが純粋な美少女ゲームだと思ってプレイするわけだ。美少女ゲームだと思ってプレイし、いざ蓋を開けてみるととんでもないホラーゲームであった時の驚きと言ったらないです。

『DDLC』の化けの被り様はアニメ『がっこうぐらし!』の演出に例えることができる。

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 アニメ『がっこうぐらし!』という作品があるが、これも『DDLC』と同様に外見は一見可愛らしいキャラクターたちの学校生活を描いた物語なのかと思わせるようなPV、公式サイトだったがいざ蓋を開けてみると一話終盤でそれは主人公の妄想にすぎなかったというような衝撃的な事実が明かされる。そして一話放送終了後、ほのぼのしていた公式サイトは以前のほのぼのした様子と打って変わったモノへと変化していた。この化けの皮を被り様が『DDLC』に通ずるものがあると思う。(個人的に”衝撃度”の値だけで言えば断然DDLCの方が上をいきましたが。)

 

もうすでに100%純粋にDDLCをプレイできる者はほとんどいなくなってしまった。

 しかし、現在だと『DDLC』というゲームをプレイすると精神が崩壊してしまうような内容であるということは、そこそこゲームの情報に通じている者であれば、誰もが知っている事実であるし、DDLC発端の※ミーム(meme)も爆発的にネット上に広まったことで、ネットに通じているだけでも、知らぬうちにそのようなネタバレを踏んでしまっている者も少なからずいるだろう。また、前記事でも書いたがユーザーレビューやタグを見てもこのゲームが何やら不穏な雰囲気が漂っているというのは『DDLC』のストアページに飛べば一目でわかってしまう。このゲームの魅力の本質は、不穏な雰囲気を感じないまま純粋に美少女ゲームであると思い込んでプレイすることにあると思うのだがそれも今となっては難しいこととなってしまった。このゲームを始める前から不穏な雰囲気を感じ取ってしまって、変に勘繰りながらプレイするのと、純粋な美少女ゲームだと思ってプレイするとでは、衝撃度がまるで違うと私は思う。そして、アニメ『がっこうぐらし!』にも全く同じことが言える。

 

※ミーム(meme):一部のコミュニティで流行していたものが、インターネットを通じて爆発的に流行し始め、多種多様な形態に変化していくこと。(例を挙げるとコラ画像などがそれに該当する)

↓これとか典型的なそれ。

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サヨリが吊るされた遺体を見ているローガンポール

 

DDLCの魅力をネタバレ無しでは人に勧めることはできない

 これは、本作を人に勧めようと思った者ならば誰しも思っただろう。普段から美少女ゲームを好んでプレイしている者に対してであれば、「可愛いキャラクター達とイチャコラできる」と言うだけでもしかしたらプレイしてもらえるかもしれない。しかし、美少女ゲームを普段一切やらない者にとっては「可愛いキャラクターたちとイチャコラできるぞ」と言われてもやらない者が大半を占めると思う。それがこのゲームの魅力の本質というわけではないのにだ。じゃあ実際にプレイしてもらうためにはどう勧めれば良いか。「最初は普通だが進めていくと徐々におかしなことになってくる」とでも言って勧めるだろう。だが、この勧め方では変に勘繰りながらプレイしてしまうに違いない。純粋な美少女ゲームとしてプレイするのではなく、「途中で何かおかしなことが起きんだろう」と推測してプレイしてしまう。振り返ってみよう。このゲームの魅力の本質とは、純粋に美少女ゲームと思ってプレイし、それが嘘であると裏切られるという事にある。
純粋にプレイできていない時点ですでにネタバレを受けてプレイしているようなものなのだ。

 一応前記事にてネタバレ無しで『DDLC』を紹介している。重要な事柄には触れないように配慮したつもりではあるが、やはりこのゲームが持つ不穏な雰囲気を悟らせずに紹介するというのは難しかった。というかそれができなかったので、バリバリ不穏な雰囲気でてます笑

↓その記事

www.anigame.work

 

 

まとめ

 まとめると、『DDLC』を本当の意味で純粋にプレイできる者は、まだネタバレが全くネット上にはびこっていないようなDDLC配信当初にプレイした者。普通の美少女ゲーと勧められてもそれを深く調べようとせずプレイできる者のみであるとということでした。まあでも、勘繰りながらプレイしてても全然びっくりするし、面白いですけどね。

 当初はこの記事でDDLCが人を惹きつける魅力について詳しく書いていこうと思っていたが、予定が変わりこのような記事となった。次回予告はするもんじゃあないね。でもいずれそれについては記事にしていこうと考えているのでよろしくお願いします。

 

それでは

 

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